遊具の安全に対する基本的な考え方

リスクとハザード

リスク

子供が判断可能な危険性

遊びの楽しみの要素で冒険や挑戦の対象となり、子どもの発達にとって必要な危険性は、遊びの価値のひとつである。小さなリスクへの対応を学ぶことで経験的に危険を予測し、事故を回避できるようになる。また、子どもが危険を分かっていて行うことは、リスクへの挑戦である。
(国土交通省「都市公園における遊具の安全確保に関する指針(改訂版)」)

リスク1 リスク2
落下防止柵を乗り越えて
飛び降りようとする行為
ブランコの立ちこぎ
リスク3 リスク4
飛び降りることができる遊具の
高さから飛び降りようとする行為
滑り台を下から上る行為

リスクは遊びの価値であり、遊びを考える上での必須条件です。

遊具の安全を考慮する際には、子どもの遊びに内在する危険性が遊びの価値のひとつでもあるという認識を持ち、リスクは管理者(先生など)と共に適切に管理する。

ハザード

子供が判断不可能な危険性

遊びが持っている冒険や挑戦といった遊びの価値とは関係のないところで事故を発生させるおそれのある危険性である。また、子どもが予測できず、どのように対処すれば良いのかの判断不可能な危険性もハザードであり、子どもが危険を分からずに行うことは、リスクへの挑戦とはならない。
(国土交通省「都市公園における遊具の安全確保に関する指針(改訂版)」)

ハザード1 ハザード2
突出部による引っ掛かり 安全対策不足による絡まり
ハザード3 ハザード4
安全対策不足による挟み込み 遊具の基礎露出による躓き

重大な事故につながるおそれのある物的ハザードを中心に除去する。

我々は、遊具の構造的な欠陥など子どもが予測できない危険をもとより、不適切な隙間や突起があるなど、子どもが予測しにくい危険も除去することが必要と考えます。

(株)三津穗では遊具による子どもの事故を未然に防ぐため遊具の点検及び修理を行い、安全な遊び場作りのお手伝いをいたします。